光と影

川内倫子 (Tokyo, Japan)

2011年4月石巻、女川、気仙沼、陸前高田。
訪れたどの場所もただ静かでした。静けさは怖さを内包していると初めてリアリティを持って気づかされました。
そしてしの静かな場所で白と黒のつがいの鳩と出会いました。この鳩たちを見ていると、いろんなものの象徴であるように見えました。わたしたちの住む世界の二元性。
白と黒、善と悪、光と影、男と女、始まりと終わり。
始まりと終わりのあいだには、喜びと悲しみ? 反転し繰り返す事が営みとはいえ、世の理にやりきれなさを感じながら撮影を続けました。しかしまた、破滅のあとには想像していくしかない、と思えば、この景色もすべての始まりのように思えました。

look inside

w14.8 x h21 cm
74ページ
47イメージ
ハードカバー
フルカラーオフセット印刷
日本文及び英文テキスト
限定 1000部
Published in 2014
ISBN 978-4-905052-67-8