CAMP 1979

北島敬三 (Tokyo, Japan)

IMAGE SHOP CAMPは、1976年に東京の新宿二丁目の雑居ビルの一室に開設された写真の展示や販売のための空間である。設立にあたっては、森山大道の他に私を含めて「WORK SHOP 森山大道教室」の卒業生6人が参加した。
この空間で、私は1979年の1月から12月まで、毎月即興的に写真を展示した。
同時並行で、「写真特急便 東京」と題された16頁のブックレットも、1号から12号まで刊行した。
撮影場所はCAMPの周辺、新宿二丁目が中心だった。私は、展示空間を暗室に変え、壁面一杯にはられた印画紙にイメージを直接投影し、現像液をかけ、スポンジで定着し、その状態のまま展示した。
撮影、暗室作業、展示、印刷と配布という各局面の間隙は、こうしたやり方で極限まで圧縮された。
私は、写真を撮るという行為に先行する自らの意図を、写真によって具体化することを求めていたのではない。
私は、自らの意図的な制御を越えた、メカニカルなやり方でイメージを創り出すことを追求したのであり、そこでは、偶然性が世界を体験する方法となっていた。

look inside

w21.6 x h28 cm
32 ページ
19 イメージ(白黒) 3イメージ(カラー)
並製本 (手綴じ) 表紙は両観音仕様
白黒オフセット印刷(本文) / カラーオフセット印刷(表紙)
限定800部(表紙2種 / a.500部、b.300部)
Published in 2015
ISBN 978-4-905052-87-6