Porcelain Nude

森田恭通 (Tokyo, Japan)

「3次元の彫刻を、2次元の写真という媒体に落とし込むような作業だ」
と、自身の〈Porcelain Nude〉シリーズについて語る森田恭通。
新たな作品は、二人の女性が複雑に絡み合う姿を切り取ったものだった。
一人では表現できない複雑なアール(曲線)。柔らかなアールが交差することで 生み出される鋭角。そこには動きがあり、対比があり、人格さえも見透かされてしまう。
陶器でできたような「彫刻」を追い求めて撮影をしてきた森田は、女性二人が生み出す
究極のアールを探すうちに、「関係性」さえも写し取るようになっていった。ミニマルな 断片しか写されてはいないのに、そこには二人の被写体と、撮影者である森田が過ごした 明らかな“時間”が感じられる。女性の体が持つ特有の“たおやかさ”を媒介にして、“瞬間”が 定着された。柔らかな身体が生み出すアールが無限に存在するように、定着された瞬間 にも終わりはない。いつまでもモノクロームの世界の中で、陶器のような肉体を絡み合わ せている。

look inside

w18.7 x h25.4cm
64 ページ
39 イメージ(白黒)
上製本一部布装
白黒オフセット印刷
日本文、英文テキスト
限定1000部
Published in 2017
ISBN 978-4-908512-08-7